ロゴス・ホープ号の現状と今後

                    

 

現在、ロゴス・ホープ号はキュラソー島のウィレムスタッドで客船として必要な証明書の更新手続をしています。また、ここでは、簡単な船のメンテナンスが行われ、必要最低限の修理と検査がなされています。新型コロナウィルスが始まって以来、クルーは船に留まり続けています。クルーは船内の部署で週5日間の労働をする以外に、トレーニングや聖書の学び、船内でイベントをしながら過ごしています。多くのクルーはこの時間を楽しんでいますが、100日以上、船から降りる事ができなかったので、この状況下で苦しんでいる人達もいます。現在ロゴス・ホープ号には、300名のクルーが乗船していますが、9月のメンバー入れ替え後には、クルーは240名ほどになると推測されます。

私たちが未来に目を向ける時、私たちの根本である神の国がこの地でなされ、福音が届いていない人々に届けるために、ロゴス・ホープ号のユニークな働きが用いられると信じています。船の働きとして、私たちは引き続き人々を世界宣教へ

と動員し、祈り、地域教会と協力する戦略的な働きに焦点を当てて行く予定です。私たちは、人と人がつながり、協力してすることを呼びかけています。私たちが出ていくとき、根気強く祈りながら、この祈りに多くの人を動員し、福音が届いてない人々に届ける働きをしたいと思っています。これこそが、イエス・キリストの弟子であり、ロゴス・ホープ号のミニストリーの動機であると信じています。現在、ウイルスの感染を防ぐため、ロゴス・ホープ号は隔離されています。当然、船内の一般公開はできず、書店も今のところ閉まっています。現時点ではどのくらいの期間かわかりません。書店や船上、及び船外イベントの部署で働くクルーの多くは、現在、この仕事から外され、他の部署に変わりました。そのため、9月から乗船する新人クルーが割り当てられる部署は、キッチン、清掃、デッキ、エンジンに限られるでしょう。今後は、航海が少なくなり、代わりに、一つの場所に長期間滞在し、教会や協力団体と協力しながら、福音が届いていない場所で伝道することを目指しています。

コロナ前と、コロナ後では、様々な変化があります。そのような中で、クルーが柔軟性と順応性を持ち、へりくだって、主に仕えることができるようにお祈りください。また、リーダーたちがこの状況の中で正しい判断や決定ができるように。そして、9月から乗船する新人が良く備えられてこの働きに参加できるようにお祈りください。

感謝なことに、現在のところ、コロナに感染したクルーはいません。続けて、主の守りをお祈りください。