Stories

私を見捨てないで

ザンビアのタンガニーカ湖沿岸にあるカペブワ村に住む元魔術師のウィルソンは、「私のことを見捨てないでください。 神の言葉を教えてください。私はイエスに仕えたいのです。」と頼んできました。カペブワのOMチームは、魔術に関わった人々を救済する働きをしていますが、ウィルソンは救われること以上のものを望んでいました。

世界で2番目に深い淡水湖であるタンガニーカ湖は、ブルンジ、コンゴ民主共和国、タンザニア、ザンビアの4つの国に接しており、霊的な闇の場所として知られています。漁業に関することから、肉体的な癒し、そして恋愛に至るまで、魔術師に伺いを立てることによって、湖沿いの人々はその答えを求めようとします。その結果、魔術師は村で非常に裕福で強力な存在になりました。

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サマリヤの女性

南アフリカの宣教弟子訓練(MDT)の最後のアウトリーチで、ナブレン(南アフリカ)と彼女のチームメイト達は、プレトリアから2時間、ウェルジェバルという小さな村に行きました。アウトリーチの焦点は、地元の教会と提携して、教会員を助け福音を届けることです。

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GLOBAL 第79号 2017/18年冬

OMという団体は、後ろを振り向かずに前進を続け、考えにふけらず行 動することで知られている。それでも、記念すべきことを祝い、役に立 つことを過去から学ぶ知恵を持ちたいと願っている。 (ローレンス・トン、国際ディレクター)

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ただ逃げるほかなかった

昨年から、ミャンマーのロヒンギャ民族に対する「民族浄化」とも言える、銃殺、レイプ、拷問、放火など、あらゆる手段を用いた弾圧が続いていました。

今年8月25日から10月29日の間に、推定60万7000人の人々がミャンマーのラカイン州からバングラデッシュのコックスバザールへ向け国境を越え、国連UNHCR協会はこの難民の流入が「急速に拡大する難民の危機と人道的緊急事態」であると宣言しました。

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イズレエルへの熱意(ナザレの町で)

ナザレの町に住む93歳のユダヤ人女性が主を受け入れた時、短期宣教のためにイスラエルを訪問していたアメリカからの大学生のチームは、彼らの働きが実を結んだことを知りました。ナザレはアラブ人クリスチャンが大勢いる大都市です。ここで学生たちは、クリスチャンがいないユダヤ人のキブツで奉仕することを任されました。

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路上から神学校へ

中央アジアのホームレスへの働き

私たちが中央アジアの町の郊外のホームレスの人々をはじめて訪問した時、凍りつくような寒さでした。おまけに私たちは野犬に追われ、そこに住む人々は私たちに悪意を持って敵対してきました。このようにして、私たちの働きは始まったのです。

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黒色を白色にされるイエス様

「ということは、イエス様は、黒色を白色にすることができるのね?」とアナはカラフルなビーズのブレスレットを手に持ったまま尋ねた。マレーシアの診療所を訪れていたミャンマーからの8歳の難民であるアナは、黒、赤、白、緑のビーズのブレスレットを受け取ったあと、ボランティアの一人と話をしていました。黒いビーズは罪が神様と人間を引き離していること、そして白いビーズは罪が赦されて神様と人間の関係が修復されることを意味しています。

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40年の固い友情

ロゴスホープ号のガーナ寄港

西アフリカ、ガーナ共和国副大統領の妻はロゴス・ホープ号の熱心なサポーターであり、船の働きを多くの人々に紹介してくれています。マチルダ・アミッサ・アーサー副大統領夫人は、過去40年の間、OM船がガーナに寄港する際は、必ず船を訪問しています。

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ミャンマーツアー報告

-孤児院の働き-

8月のミャンマーツアーが無事に終了しました。この時期ミャンマーは雨期なのですが、雨が降らず、湿気の多い、暑い中でのツアーとなりました。

ミャンマーの孤児院や教会へ行くといつも感じることは、国籍、世代、文化を越えたイエス様にある交わりが、私にとって励ましであり、祝福であることです。

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信仰を活気づける

-パキスタンの少数クリスチャンの励ます-

シンド州はパキスタン最大の州であり、多様な言語と信仰が混在しています。人口の大半がイスラム教徒ですが、多少のヒンズー教徒と少数派のクリスチャンもいます。OMはシンド州の10の町に住むシンド人の12部族のもとへクリスチャンを訓練して派遣し、人生を変えるイエス様のメッセージを伝えました。

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福音未伝地への伝道

-ロシアに住む少数民族への働き-

ロシアはクリスチャン国家だと言われていますが、実は、いまだに福音に触れたこのない人々が大勢います。ロシアの人口を構成する173の民族のうち、その半分はまだ福音が伝えられていないという現実があります。

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女性たちを励ます

アルゼンチンで貧困と暴力に苦しむ女性たち

アンドレアはOMアルゼンチンのメンバーです。最近、彼女は貧困や家庭内暴力に苦しむ女性や母親を励ますことを目的とした集会を開きました。

集会を開いたのには、理由がありました。ある日、近隣の貧民街にある教会の女性が、OMチームを尋ねてきたのです。「私たちの所に来て、神様のことを分かち合ってくれませんか?今年は女性のための集会を開く予定なのですが、参加者を集める方法が分からなくて・・・。この地域の女性たちは、あまり希望を持っていません。」

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神様の傘

マダガスカルでのロゴスホープ号

「これがあなたの傘よ。」ジョージア(グルジア)出身のニノが、あたかも何かを渡すかのように手を差し出すと、このハンセン病患者は恥ずかしそうに微笑み、変形した両手でニノの手を握った。

ニノの言う「傘」とは、普通の傘ではない。人生の嵐から私たちを守るための「神様の傘」のことだ。傘は広げずに持っていても役には立たない。雨を防ぐには、それを開く必要がある。「あなたが人生の嵐にあう時に、神様の傘を広げることを忘れないでね。」と愛をもってニノは忠告した。

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憐れみを示し非難を取り除く

OMロシアのHIVミニストリ

現代のロシア社会における差し迫った問題のひとつに、HIV/エイズが挙げられます。およそ100万人の人々がこの病に侵され、感染者数は年々増加しています。

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知識を身に着け、攻撃を防ぐ

バングラデシュの識字教育

無意味な記号に囲まれた世界に生きることを想像してみて下さい。しかし、ある日、小さな扉が開き、あなたはゆっくりとその記号の意味を解読し始めます。それは生まれて初めて文字が読めるようになっていくプロセスです。

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3日間なにも食べていない

震災後のネパールの状況

ネパールのガソリン不足は、この国の何千もの人々に大きな影響を与えています。

「僕らは3日間、何も食べていないんだ。」との言った男性の言葉に驚きました。男性と11歳の息子の穏やかな顔からは、彼らの大変な状況について信じることができませんでした。

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目をそらしてはならない

ヨーロッパへ逃れたシリア難民支援

何十年もの間、OMはシリアのために祈り続けてきました。4年前にシリアで内戦が始まった時、多くのシリア人は難民として、最初は隣国に、そして今ではヨーロッパや様々な場所へと逃れています。難民のための食料や避難場所、毛布の必要がなおざりにされている中で、OMはこの状況を神様の愛を届ける機会として用いています。

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子供のためのトラウマ・ケア・キャンプ

ネパール震災復興支援レポート

この夏、OMネパールのボランティア・チームは、地震によって大きな被害に見舞われた地域で一週間を過ごし、震災でトラウマを受けた子供たちのためにキャンプを行った。

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続くネパール地震救援活動

OMネパールは、4月末に起こったネパール地震による被災者のための救援活動を続けています。今回は、震災後の被害の調査を行っていたOMのボランティアからの報告を紹介します。

ある被災した村へ到着したとたん、村人に囲まれ、この村を訪問した理由を尋ねられたので、「私たちに出来る支援をさせて下さい。」と話したところ、ある少女は、「私の家を見て下さい。」と私の手を掴みました。連れられた場所へ行ってみると、そこには家ではなく、家の残骸がありました。レンガの山と、瓦礫からは窓枠が突き出していました。3つの村の調査しましたが、数えきれないほどの建物が、同じような状態でした。

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危機に直面しているイラク

2014年の春、イラク北部のクルディスタンでの働きは活気付いていました。現地の教会はシリア人難民へ福音を証しし、地元経済も良好で、良い夏が迎えられるという希望がありました。しかし、2014年6月、イラクのモスルへやって来たのは、期待していた観光客ではなく、ISIS(いわゆる「イスラム国」)だったのです。

「たちまち、私たちの生活は一変しました。」とOMの長期働き人のレナは言います。レナと夫のティムは自分たちのミニストリーよりも、国内避難民の救援活動に焦点を置くことになりました。イラク国内の何千人もの住民がイスラム過激派によって、故郷の町から追いやられ、差し迫った危険から逃れ、冬を過ごすための避難所を必要としていたからです。

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